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株式会社フラッグ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:久保 浩章、以下「フラッグ」)と株式会社エフエム東京(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:黒坂 修、以下「TOKYO FM」)は、共同で株式会社ラジオDXアライアンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:常盤 一赳、以下「RDA」)を2024年10月1日付けで設立することといたしました。ラジオマーケティングのDXを推進するために、RDAにてデジタル技術を活用した新たなマーケティンプロモーションサービスの開発・提供を開始いたします。また、これに伴い、TOKYO FMがフラッグの第三者割当増資を引き受ける資本業務提携契約を締結いたしました。
2023年の日本の総広告費は前年を上回り過去最高を更新、その中でもインターネット広告費は、マスメディア4媒体の広告が伸び悩む中、社会のデジタル化を背景に堅調に伸び続けています。特に動画広告やデジタル販促の成長が顕著であり、今後も日本の広告費の中心媒体としての役割が期待されています。
こうした状況下でTOKYO FMはデジタル関連の収入を、放送収入(タイム・スポット収入等)と並ぶ第3の収益基盤の柱に拡大させる方針であり、その方針をより具体化するため、これまでデジタル広告関連業務でパートナー関係にあったフラッグと新会社を設立し、ラジオ広告を活用した新たなマーケティング及びプロモーションサービスの開発・提供を目指すことといたしました。
同時に、TOKYO FMをはじめとするJFN(全国FM放送協議会)加盟38局における新たな収益拡大にも貢献していきたいと考えています。
ラジオ番組を動画コンテンツ化してインターネットや他メディアで配信したり、収録した動画を動画広告に活用するなど、ラジオ番組コンテンツを有効活用したDX展開を強化していきます。ラジオ番組をデジタル広告や屋外広告、タクシー広告など、ラジオ以外の広告メディアで活用することで、クライアントにはラジオ放送では捉えきれない幅広いターゲットへのリーチと、コンテンツ制作のコストメリットが提供可能となるTOKYO FMオリジナルのラジオコンテンツDXの形を、新会社を通してさらに進化させていきます。
ラジオ番組の制作ノウハウや、アーティスト・各事務所との強力なネットワークを活かし、成長中のPodcast市場向けの音声コンテンツを積極的に企画・開発いたします。また、ラジオ地上波放送との連携施策も推進してまいります。
radikoの聴取データやラジオ局のウェブサイト訪問データなどを活用し、インターネット上でターゲットに正確にリーチできるデジタル広告商材を開発します。月間利用者数が約900万人、1日あたり約180万人が利用しているradikoアプリを通して得られるTOKYO FM/JFN系列局の番組聴取データや熱量の高いリスナーがアクセスする各番組HPなどへのアクセス情報などを活用し、ラジオ媒体独自の1stパーティーデータを活用したデジタル広告を目指します。
代表取締役社長 常盤 一赳
(株式会社エフエム東京 ビジネスソリューション局営業推進部長 兼 ネットワーク部長)
2008年よりTOKYO FMにて、数多くのクライアント様や代理店様及び関係各所の皆様とラジオセールスを行ってまいりました。入社当時とはメディア環境も大きく変化していることを日々感じております。今まで培ってきたTOKYO FMでの経験やネットワークを活かし、この「ラジオDXアライアンス」を通して、ラジオ業界の変化と進化を牽引する存在を目指してまいります。
取締役 久保 浩章
(株式会社フラッグ 代表取締役)
フラッグはこれまでTOKYO FMのデジタルビジネス推進におけるパートナーとして、動画制作やデジタル広告の企画・運用、ソーシャルメディアマーケティングなどを担ってまいりました。この関係をさらに深化させて、このたびRDAを共同で設立いたしました。Podcastやネットラジオ等を含め今後の成長が期待される音声メディア市場に対し、豊富な経験とネットワークを持つTOKYO FMとメディア・エンタメ分野を得意とするフラッグ、両社の強みを活かして取り組みを強化してまいります。
取締役 唐島 夏生
(株式会社エフエム東京 代表取締役会長)
TOKYO FMでは初めての「社員による起業提案」により、当社は誕生しました。パートナーとして、エンタテインメント業界のDX支援で高い評価を得ているフラッグと組めたことは大変意義深く、TOKYO FMおよびJFN、ラジオ業界の大きなビジネスシフトに貢献すると考えています。
監査役 松永 香織(株式会社エフエム東京 執行役員 経営管理局長、弁護士)
株式会社フラッグ 広報室
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